2011年3月14日月曜日

Fuji Speed Way GP

3月13日15:30に富士山が一望できる素晴らしい晴天の中,富士スピードウェイにおいて3GT5第2期第2戦が行われました.予選の結果,グリッドはSuga,Nakanishi,Yamanakaの順となった.

本戦は20週で行われた.1週目1stコーナーの飛び込みでは加速性能の優れるNSX勢が1-2の体制をとり,3週目まで三つ巴の激しいバトルが繰り広げられた.Yamanakaはハンドリング操作の誤りによりペナルティーを受け戦線離脱,それ以降NakanishiとSugaによる抜きつ抜かれつの周回が続いた.Nakanishiは前半のバトルによりタイヤが摩耗していることから9週目にピットイン.これが大きな判断ミスで,ピットアウトの際にYamanakaの後ろについてしまう.9週目YamanakaにふたをされたNakanishiは10週目にピットインしたSugaと4.8秒差を付けられた.しかし,Nakanishiの猛追により16週目にSugaに追いつき17週目のホームストレートでスリップにつきSugaをオーバーテイク.19週目までバトルを繰り広げた後,相手のミスにより大きなリードを広げ見事な勝利を納めた.

2連勝でノリにノッている3mm Barikanが3GT5第2期を制すか.はたまたHashimoto L racing,OPUが調子を上げてくるのか.まだまだ3GT5選手権から目が離せません!


PosPointsTeam
Driver
Car

Tyres
Laps
Race Time
Delay
QualifyingFastest Lap
153mm Barikan
M.Nakanishi 
IMPUL GT-R

R soft
20
33:14.355
2
1:35.992
1:36.167

22H L Racing
H.Suga
TAKATA NSX

R soft
20
33:22.921
+8.566
1
1:35.865
1:36.375 
30OPU
K.Yamanaka 
ARTA NSX

R soft
20
34:27.024
+1:12.669
3
1:37.549
1:37.644 

色とりどりのSUPER GT CARがグリッドに並ぶ
1stコーナーの飛び込みはNSX勢が制した
激しいバトルが繰り広げられる
YamanakaとSugaが接触.全国のHonda関係者とファンが肝を冷やした
3週目も激しい争いとなったが,この後Yamanakaは戦線を離脱
NakanishiとSugaによる見応えのある駆け引きが続く
Turn1の飛び込みを争う
接触スレスレの攻防にブレーキブレーキランプが点灯するCalsonic IMPUL GT-R
9周目にNakanishiがピットイン.謎の力により車が浮く
ピットアウトで遅れていたYamanakaの後ろにつくNakanishi
履き替えたばかりのタイヤだがYamanakaのブロッキングによりなかなかオーバーテイクできない

Sugaは10週目にピットイン.ピットクルーは素晴らしい仕事をした
11週目,NakanishiとSugaには4.681秒の差が開いた
16週目に怒濤の追い上げによりNakanishiがSugaの背後を伺う
17週目にNakanishiがスリップにつきオーバーテイク
サイドバイサイドでのTurn1への飛び込み
19週目の最終コーナーでSugaが痛恨のミス
20週を走りきったCalsonic IMPUL GT-R

ドライバーズコメント

1位 M.Nakanishi
「富士山が見えるこのコースは本当に素晴らしい。試合までに250週ほど周回を重ねたのですが,美しい景色が見えるサーキットなので何度走っても飽きませんでしたね.ポールポジションを取るつもりで予選に臨んだのですが,Hashimoto L Racingがいい仕事をしましたね.あの搭載燃料で35秒台はただただ驚くばかりですよ.素晴らしいポテンシャルを秘めているね.本戦が始まるまでどの車で走るか明かさなかったOPUには頭を悩まされましたね.結局NSXに乗り込んだ彼らには1stコーナーで出し抜かれました.ただ,彼らにはほぼ同じ性能の車を走らせるという事から,ドライバーの技術が周囲に分かりやすいカタチでタイムに出るというプレーッシャーがあったでしょうね.僕たち3mm Barikanには誰よりもコースを走ってきたという自信があり安定していいタイムを刻めるという確信があったので,今回の結果は本当に嬉しいです.しかし今回はピット戦略においてミスがありました.自信と課題の2つを得る事が出来た非常に有意義な週末となりました.次戦ではさらに進化した我々の姿をお見せしたいと思います.」

2位 Hiroki.Suga
「とにかく悔しい気持です。予選はまさかあんなタイムが出るとは思っていませんでした。36秒台が出ればいいなと思っていいたくらいだったんで自分が一番驚きました。しかし富士ではコース幅も広くメインストレートでスリップストリームも使えるので予選の結果はあんまり関係ありません。今回の試合はただただ自分との勝負でした。Nakanishiとかなりバトルしましたが彼とバトルするより冷静に戦えるように自分とバトルしてる感じでした。彼がピットアウトした後も自分のペースを守ればもう少しマージンを保てていたんですけど自分が制御できませんでしたね。あわよくば10秒ほど蓋をされていればよかったんだけどね。彼とまた接戦になるともう駄目。19週の後半まで何とか食らいついたけど後半スティントはアクセルワークで無理をさせてタイヤを痛めていたので後半セクションでタイヤが食いついてくれずもうひどいオーバーステアでした。19週目の最終セクションで食らいついてメインストレートで抜くしかないとあせって、傷んだタイヤの無理なアクセルワークでペナルティを食らってしまいました。車はいい仕上がりだったんで後半スティンとでもっとタイヤを考えていればまた違った結末になっていたかもしれません。チームには申し訳ないことをしました。8ポイント差は少ししんどいというのが事実ですがまだ勝機はあります。次で巻き返します。

3位 K.Yamanaka
「」